2018.11.17更新

最近流行りのミニ株とは?

インターネットでの株の取引が普及し、株に関心をもつ人が増えています。
なかでも、お小遣いていどの金額で取引できる株が登場したこともあって、投資初心者の熱い視線を集めています。
そこで、ここでは株用語の簡単な意味やその違いについて見てみましょう。

まず、株式取引の基本についてです。
株にはその企業が定めた最低売買単位があり、各銘柄ごとに決まっています。
これを株の1単元といいますが、通常の株取引ではこの1単元が基本です。
たとえば1単元を1株としている銘柄では1株でも売買できますが、1単元を100株としている銘柄では、100株単位でしか株を売買することができません。
つまり、通常の株取引では、ある程度まとまった投資金が必要になります。
これは資金が潤沢でない人や初心者にとって大きなハードルであり、「株取引はハードルが高い」というイメージを定着させた要因の一つでした。
もちろん、低位株と呼ばれる株価が低い株ならば、投資金額は少なくて済みます。
しかし、一般的に値動きが激しいうえに、売りたいときに売れないケースもあり、株の初心者にはリスクが高いといわれています。

そこで、最近は少額から始められる「ミニ株」に注目が集まるようになりました。
実際に、初心者を中心に流行っています。
正式には「単元未満株取引」という名称で、「プチ株」とも呼ばれます。

これは正式名称のとおり、各銘柄で決まっている単元未満でもできる株式取引を意味しています。
通常の取引とは違い、ミニ株に対応している証券会社を利用すれば、最低売買単位が1単元の10分の1から売買が可能です。
つまり、100株が単元の銘柄なら10株から購入することができ、投資額がお小遣いくらいの少ない金額で済みます。
しかも、低位株のような高いリスクを背負う可能性もありません。
株式取引のハードルがぐっと下がったイメージで、人気になるのもうなずけます。
しかし、この制度は各証券会社が独自に開発しているものですから、証券会社によっては取り扱いのないこともあります。
このようにミニ株の取引には注意が必要です。
そこで、次の項では実際に取引を行うときのメリットとデメリットについて詳しく見ていくことにします。

ミニ株のメリットとデメリットを考えてみよう

最初はミニ株のメリットについて考えてみます。
なんといっても最大のメリットは、1単元未満で取引できることでした。
通常の取引と比較して10分の1の資金から始められますから、初心者にとっては大きな魅力です。

また、取引単位が小さいため、通常の取引に比べて相場の変動による損益が少ないこともメリットです。
通常の取引ではリターンが大きい分、リスクも大きくなります。
たとえば相場が大きく変動した場合、株価が下がるにつれて当然ですが損害額も大きくなります。

ミニ株では株価が上がっても大きな利益は望めませんが、下がった場合の被害額は少なくて済みます。
これは株取引に慣れていない株初心者にとっては、大きな安心材料の一つです。
しかも、ミニ株でも配当金が受けられます。

配当金とは、企業が株主に対して利益の一部を分配する制度のことです。
この配当金には税金が課せられるので、通常の取引に比べて支給額は低くなりますが配当はあります。
加えて、株主優待制度を設けている会社もあります。
優待制度を受けられるために必要な保有株や優待の内容については企業が定めています。

一方で、ミニ株ならではのデメリットもあります。
まずは、すでに述べたように証券会社によっては取り扱いのない銘柄があることです。
買いたい銘柄を買えないことは大きなデメリットです。
しかし、考えようによっては、選択肢が限られる分、初心者でも選びやすいというメリットにもつながります。
さらに、取引にかかる手数料がかさみやすいこともデメリットです。

この手数料は取引の金額ではなく取引回数に応じて加算されるものであり、手数料の金額は各証券会社が定めています。
たとえば通常の取引では、1単元100株の銘柄を購入する場合、1回あたりの取引手数料を証券会社に払うだけで済みます。
しかし、ミニ株の場合は単元の10分の1単位で売買することが多いため、通常の取引と同じだけ100株を取得しようとすると10回分取引しなければなりません。
つまり、通常の取引に比べて9回分も多く取引手数料を払う計算です。

他にも、証券会社によっては注文可能な時間を限定している場合もあります。
実際にミニ株の取引をするときは、これらのメリットとデメリットを十分に理解したうえで、証券会社を選択することが大事です。